平成28年 第1回定例会 生活支援サービスにおける市の責任について

開催日:平成28年 3月3日
会議名:平成28年 第1回定例会

一般質問

 こんにちは。最近、挨拶するのがはやっているみたいなので、挨拶してみました。市民社会ネットワークの三宅桂子です。

 通告1の高齢者支援のあり方につきましては、次回以降とさせていただきます。

 平成27年の第2回定例会において、「庁舎と外部施設の連携について」として、「庁舎と別の施設で行っている事業についての理解(例として男女共同参画センターなど)」と、施設を名指しして連携を求めましたけれども、先日発行の平成28年2月15日号の広報ふなばしにおわび記事があって、驚きました。その内容は、「2月1日号9面、男女共同参画センターの休館日に誤りがありました。おわびして訂正します」。毎週日曜、祝日が休館日のところ、毎週月曜、祝日と掲載してしまったようです。いつ開館しているか、休館かもわかっていないとは、すごく残念ですね。しかも、議会で連携をと名指しで要望をした施設についてでしたので、市民サービスの向上を望めないのではないかなと思っております。反省していただきたいと思います。

生活支援サービスにおける市の責任について

 では、生活支援サービスにおける市の責任について伺います。

 以前からご相談を受けていた市民の方の事例です。病気の後、身体障害になられ、生活保護を受けながら、生活支援や通院の移動サービスを利用しておいでの方です。何人かかかわってもらったヘルパーさんのほとんどの方には、よくしていただいたそうですが、その社員の中に失礼な態度の人がいて、それがたび重なったために我慢の限界ですと。サービス提供事業者を変更したいというご相談でした。

 私も、家族が福祉サービスを利用しておりますので、我が家は満足しておりますけれども、サービスを提供してもらっている事業者を変えたいというのは、申しわけない気がして、なかなか言えないだろうということは想像にかたくありません。ですので、その方がそうおっしゃっているので、これは話をちゃんとつなげていったほうがいいなという判断をしました。

 その方が、ご自分が話をされる分にはさほど困難がないんですけれども、聞き取りが、耳だけではなく、神経の伝達に問題を抱えていらっしゃいまして、大きな声でゆっくりと話す必要があります。

 まずは、その方に関する状況をよく知っているだろうケースワーカーさんに訪問をお願いしようと、生活支援課に電話しました。担当者は不在だったので、電話に出た職員に伝言をお願いし、最後に、聞き取りの弱い方ですので、電話ではなく訪問してくださいと伝言しましたが、訪問をされることはなく、電話があったそうです。その後も一向に進展しなかったので、途方に暮れて、再びご相談がありました。

 生活支援課では、このように問題があるようですから訪問してくださいと第三者から連絡が入った場合の対応はどうされているのかについてお伺いいたします。

<福祉サービス部長(小原隆之)>

お答えいたします。

 生活保護のケースワーカーは、まず訪問し、本人のニーズや課題を的確に把握することが第一であると考えております。生活支援課では、保護受給者ご本人やそのご親族、また民生委員や近隣にお住まいの方などから、さまざまなご連絡をいただいており、ケースワーカーが一件一件対応しておりますが、特に受給者の安否に係る場合などは即座に訪問することとしております。

 ご指摘のケースのように、聞き取りに不安がある場合など、まず訪問し、顔の見える状態でお話しすべきであると考えております。

 今回のケースは、電話に出た職員と担当ケースワーカーの間の情報伝達が不十分で、内容が伝わらなかったものでございます。

 今後におきましては、職員間の連携を密にするよう徹底し、研修などを行いながら、職員の資質の向上を図ってまいりたいと考えております。

以上です。

 今回は、たまたま職員間で、訪問してくださいという情報が伝達されなかったそうなんですけれども、それにしても、聞き取りが弱い方であるという情報はわかっていたのではないかと思うんですね。

 さらに、障害福祉課からも電話したそうです。50分間通話して、その方がおっしゃるには、言い方は丁寧で優しかったけれども、結局、自分で事業者を探して契約してくださいということを言われたとおっしゃっておられました。

 余りにも対応が冷たいのではないでしょうか。電話だと、事情をわかってもらおうとして、最初から一生懸命、説明して、途中で混乱してという状況を繰り返しているから、50分もの長電話になったのではないでしょうか。

 この方は、決してクレーマーのような方ではないんです。ご自分が話していて、頭の中が混乱すると、「あ、ちょっと済みません、わからなくなっちゃって、ごめんなさい」とか、「私、何か違うことを言っていますね」など、自分の状況を一生懸命、判断しながら、気を使って話す方なんですね。だから、聞き取りの弱い方です、訪問してくださいと伝えたんですけど、2つの課から電話してしまう結果になったのは非常に残念です。

 また、障害福祉課では、ご本人が契約している事業者を変えたいと希望していることを理解されたからこそ、契約は本人と事業所になりますとの説明をしたわけですね。そこまでわかっていながら、では、変更するためにお手伝いしますよとならなかった理由は、ご本人が疲れてしまって、いいですと言って、電話を切られたと聞いています。これも、訪問していれば、契約変更のお手伝いができたのではないかと思います。

 制度上は生活支援サービスを受ける契約は、民間の事業者とご本人の契約と私も知っています。けれど、市にはそのサービス提供の責任があるのではないでしょうか。障害のある方には、その方の状態に応じた対応が求められると思いますが、市のご見解を伺います。

<福祉サービス部長(小原隆之)>

お答えいたします。

 障害福祉課では、身体介護や家事援助などの利用を希望する障害のある方からのご相談に応じて支援をしております。事業所の選択や調整につきましては、障害のある方の自己決定を尊重する障害者総合支援法の趣旨に鑑み、原則的にはご本人に決定していただいております。

 しかしながら、ご本人とのかかわりの中で、障害特性などにより意思表示が難しく、事業所の選択や調整が困難と判断されるような場合につきましては、基幹相談支援センターふらっと船橋などと連携しながら、ご本人の意向や事業所の意見をお伺いし、状況に応じて、訪問や事業所の取り次ぎなどを行っております。

 今後とも、障害のある方の自己決定を支援し、安心してサービスが受けられるよう努めてまいります。

以上です。

 今、ご本人とのかかわりの中で、障害特性などにより意思表示が難しく、事業所の選択、調整が困難と判断されるような場合につきましては、ふらっと船橋などと連携しながら云々というお話がありました。その障害特性などにより意思表示が難しいというのをよく学んでいただきたいと思います。

 今議会でも、先番議員、発達障害について質疑されました。発達障害はまさに障害特性により意思表示が難しい。または、軽度であっても意思の疎通が難しいという障害です。会話ができているから判断できるだろうと思ったら、間違いが起こります。障害のある方の自己決定を尊重するということは、障害者本人の自己責任や、市が責任を負わなくてよいということではありません。

 ご答弁の最後の言葉、障害のある方の自己決定を支援するというのは、とてもよい表現だと思いましたので、私もこれからは使わせていただきます。

 今後も、自己決定を支援する姿勢を忘れない支援をお願いいたします。

 また、ほかにも、福祉サービスの利用に関する書類に何の説明もなく判を押すように言われ、不信感を持ったという事例も聞いています。このような事業所には、どんな指導を行っているんでしょうか。

<福祉サービス部長(小原隆之)>

お答えいたします。

 利用者の支援状況のモニタリングや個別支援計画など、サービス提供に関する書類につきましては、利用者やその保護者等に当該書類の内容及びその必要性を説明し、同意の上で押印を求めるよう集団指導等を通じて事業所に指導を行っております。

 また、個別に訪問して行う実地指導におきましても、保管している利用者のサービス提供の記録を精査するなど、利用者に対する説明責任が適切に果たされているか、随時、確認を行っております。

 説明もなく押印を求められたとのことでございますが、こうした事例が確認された場合は、事業所に対して説明責任を果たすよう、改善指導を行ってまいります。

以上です。

 この話はもっと、実はひどくて、ただ判こを押せと言われたんじゃなくて、その方の名前だけが既に書いてあって、中身は何も書いていなかったと。そこへ判を押せと言われたという話です。

 恐らく、日常的にサービス提供を行っている方から、その当事者の方はどうせわからないだろうというふうに思われていたんだと思いますね。しかし、不信感を持ったという訴えが来たのですから、実は、ご本人はちゃんとわかっていらっしゃいました。

 こうした問題は、なかなか表に出にくいとは思いますけれども、監査等を通して、極力、いろいろなところで話を聞いて、しっかり指導をしていただきたいと思います。